【映画】ラ・ラ・ランド(ネタバレ有)

ミュージカル映画があまり好きではないので見るつもりはありませんでしたが、

知人達がこの映画の話をしているのについていけなかったことが悔しくて視聴。

 

アメリカらしい王道のラブストーリーで可もなく不可もなく、という感じでした。

2回以上見る映画ではないかなと思います。1回見て映像の綺麗さや恋の楽しさ、切なさ、ほろ苦さを感じて気分転換する映画かなー。

特に印象的な曲も無かったので聞き返したいという気持ちもないですし。

 

話の起承転結がすごく上手くまとまっていて見やすいし分かりやすいのですが、シンプルすぎて心に残らないかな。余韻もそこまで残らないですし、良くも悪くも大衆映画という感じです。

 

1点気になったのが、ラストのライアン・ゴズリングの仕草。エマ・ストーンと視線で別れを告げ納得したかのように下を向いて頷く仕草が陳腐な感じがして好きではないです。安っぽいというか、大根役者っぽく見えるというか・・・。好みの問題なんでしょうけど、個人的には上を向くとか正面を向いて微笑むとかにした方が自然で余韻が残る感じがしました。あのラストシーンで白けてしまったのが残念。。。

 

あとやはりミュージカルはあまり好きではないなーと再確認させられました。。。

レントは好きなんですけどね。。。曲が好きだからかなー。

 

 

 

 

 

【映画】グランド・イリュージョン2(ネタバレ有)

1が素晴らしいエンターテイメント作品だったので期待して観ました。

 

1の方がマジックの見せ場が多く、且つ、フォースメンの先の読めない行動とトリックにワクワクさせられましたが、今回は彼らがピンチになる場面が多くマジックの場面も減り少し消化不良。恒例のどんでん返しもそこまでインパクトは無く、前作程の驚きはありませんでした。

しかし、1には及ばないものの十分楽しむことは出来ました。

紅一点だったヘンリー役の女優さんが降板し新キャラになってしまったのが少し残念。ヘンリー好きだったんだけどなー。

あとディランといい感じになっていた1の女性刑事はどうなった??まぁ普通に降板なんでしょうけど、あの二人のラブシーンが結構な尺を使ってラストシーンに流れていたので結構印象に残っていたので、今回全く出てこないことに少し違和感を感じました。こんな扱いならあの蛇足のようなラストシーンカットすれば良かったのに。

 

あとハリポタのダニエル君が悪役で登場。でも髭生やしても可愛すぎて全く悪役に見えない。演技の良し悪しはよく分かりませんが、あまりインパクトを残せていない気がします。正直、もっと適任の俳優がいたと思うなぁ。残念。

 

主人公の俳優かっこいいですね。ジェシー・アイゼンバーグという俳優さん。マッチョ系ではなく所謂オタク系ですが、なんか話し方が好きです。

 

3も制作予定というのをネットでちらほら見かけましたが具体的な情報はなく未定みたいですね。もし公開されて且つ1のような出来なら劇場で見たいですね。

 

【ドラマ】おっさんずラブ in the sky 第5話(ネタバレ有)

春田→成瀬、シノ→春田の構図が明確になり、物語が進展した印象の回でした。

 

話の現実味とかキャラ設定の不自然さとか深く考えなければそれなりに楽しめるドラマかなと思うようになりました。それとピーチの銭ゲバ感もなくて良かったです笑

これがあると話そっちのけでイライラしてしまうので・・・。基本的に消費者として消費させられる感を感じてしまうのが好きではないので。実際はそうであっても露骨に出されると引いちゃう・・・。

 

前回まで超批判的に感想を述べていましたが、細かいところを気にして鑑賞するドラマではないことが落とし込めたので軽めに語りたいと思います。

 

①春田→成瀬について

好きになった理由が明確でないように見えて実ははっきりしていることにやっと気付きました。春田は成瀬の容姿、キス、ツンデレなところに惹かれたのでしょう。めちゃくちゃシンプルで分かりやすいですし、よくよく考えたら恋愛ってそんなもんですよね、って妙に納得しちゃいました。

話題になった春田からのキスですが、まぁこんなかわいい顔した男の子だったら思わずキスしたくなっちゃうよな、、、て思わせる千葉君がすごい笑

初めて千葉君のことをかわいいと思いましたもの。というか毎回思いますが顔が小さすぎる・・・。

前作の牧も唐突にキスしてましたし、まぁこれはこれでいいんじゃないですかね。

でも振られちゃったしどうなるんかな。成瀬はやっぱりシノさんが好きなのか!?と製作者の思惑通りに気になってしまう自分が憎い・・・笑

 

②シノ→春田

シノさんがなぜ春田を好きなのかはもう少し具体的なエピソードがあった方が、シノというキャラをより良く見せられると思いました。というのも、春田と違って、シノは女性と結婚して子供まで授かったにも関わらず男性が好きだと自覚して春田を好きになったので、何となく好きになったではなく、並々ならぬ想いがあったのではないかと推察させられるんですよ。見た目が好みだったとか、食いっぷりがいいとか、そんな理由でもいいからしっかり視聴者に伝えた方がしっくりくると思うんですよね。

今回告白してお試しで付き合うことになったから次回で明らかになるのかな?

 

③機長

すっかり蚊帳の外な感じですが終盤で追い上げるのかな?親子の掛け合いはも少し面白くなるといいんですが、ヒナとじゃあ難しいかなぁ。

 

④ヒナ

年齢差別はしたくないのですが、アラサーであの感じはちょっとなぁ・・・と思ってしまった・・・。20代前半ならああいう反応はまぁ許容できそうですが、アラサーともなれば嫌なこととか失礼なことに対して相手にもっと毅然とした態度で言えるだろ、て思ってしまう・・・。しかもデート中に仕事の同僚の話したくらいであんなに傷つくって・・・だって職場同じならそうなるのは仕方ないような・・・。嫌ならさりげなく言えば春田もあ、ごめんって話やめてくれそうだけど・・・。春田との別れのシーンも、健気に傷ついた女子を演じているのはよく伝わったのですが、如何せん、アラサーなんだからそんなことぐらいで傷つくなよ・・・世の中もっと辛いことあるやろ・・・って思ってしまう・・・。

女優さんは可愛いのですが演出がなぁ・・・。なんか損な役回りですね。

 

④シノと息子

不覚にも少し涙ぐんでしまった・・・笑

父と知っていながらそれを隠して接していた息子が切ない・・・と思いました。親子3人の気持ちの整理もできましたし良かったですね。良いエピソードだったと思います。

 

⑤まとめ

深く考えることを放棄すればそれなりに楽しんで観れると思いました。前回みたいな奇抜な演出がなかったことも大きかったですね。

有名どころの俳優のキャラが増えてしまって、それぞれ見せ場を作らなければならないのか、話が取っ散らかってしまっている印象なのが残念。更に新キャラが増えるけどどうなるかな。

 

巷では今作はLGBTに対する偏見がなく男女関係なく自由恋愛することが普通な世界観だ、という見解もあるようですが、今回、シノさんが女性と結婚して離婚したというエピソードが出てきたことによって100%そうとも言えないと思いました。

というか、制作陣はそこまで深く考慮していないと思います。前作においても。

おじさんが乙女の様に恋する話がベースにあって、そこに世間一般で言われている同性愛が故の悩みや苦しみを付け足しただけな気がする・・・。だって世の中にはもっと真摯に丁寧に同性愛を扱った作品があるもの。おっさんずラブはそれらの作品には到底及ばないくらいライトな作り。だから悪いとかではなく、ただそういう作品なだけ。

 

さて、次回はミュージカル風になるのでしょうか・・・。ちょっと楽しみw

【映画】ニーゼと光のアトリエ

素晴らしいブラジル映画のエリート・スクワットに感銘を受け、良質なブラジル映画を探していたところこの作品を見つけ視聴。

 

統合失調症をはじめとする精神疾患に対するリハビリテーションの歴史を勉強するのにはとても良い作品だと思います。また、現在のリハビリでは当たり前になりつつありますが、健常者と変わらない生活様式で過ごす(病衣ではなく私服を着るなど)ことで患者のQOLを向上させる試みや、患者ではなくクライアントと呼ぶことで医療者の権威主義的体質を変えるなど、とても勉強になります。

科学が席巻していた時代にリハビリは軽んじられ、主人公であるニーゼの試みも院長や同僚からは見向きもされませんが、そこに風穴を空けたのは全く分野の異なるアートだったというのも興味深い。やはり既存の体制を変えるには異分野からのアプローチが有効なんですね。周りを上手く巻き込んでいくニーゼの手法はぜひ参考にしたいですね。

 

ただストーリー展開は大分不満です。淡々と出来事を綴っているだけで各々の登場人物や事件の深堀がなされていないので印象が軽くなってしまっている。また結局どうなったのか示されていないことが多すぎてスッキリしない。退院した患者のその後は?三角関係はどうなった?臨時講師に失恋して傷心の彼は立ち直ったの?!言い出したらキリがない。そして最大の謎は、結局あの病院はどうなったの?!ということ・・・。

映画のラストは患者の絵の個展でしたが、それよりも科学療法第一主義だった病院とニーゼの戦いの結末を一番知りたい訳ですよ。それがこの映画の主題だと思っていたので、そこを描ききらないとダメでしょう。ニーゼや患者本人たちのインタビューや映像、写真も映し出されましたが、その核心部分には触れていませんし。

アート映画ってことなのかな。それなら成り立つかと思いますが、そういう気持ちで観ていないのでモヤモヤします!

 

でもブラジルのリハビリの歴史を勉強するための登竜門としては良作だと思います。

絵も綺麗ですし。おススメです!

 

 

 

 

 

 

 

【映画】グランド・イリュージョン(ネタバレ有)

久々に「これぞエンターテイメント!」と叫びたくなる作品を見た気がしました。

 

いやー面白いし無駄なシーンのないスピード感も心地よいし謎解きもどんでん返しで正に最高!めちゃくちゃ好みです。

 

強いてマイナス点を言うならラストに恋愛パートを蛇足で入れてしまったことかな。

まぁ万人受けしやすい恋愛パートはどの映画にもつきものだし、相手役の女性捜査官は良い感じにミスリードを誘う役どころでまあまあ必要なキャラだったので許容範囲です。

でもこの作品には恋愛パートはいらないと思うけど。無い方が締まりが良い気がする。

 

続編もあるみたいなので近々見てみたいと思います!

【ドラマ】おっさんずラブ in the sky 第4話(ネタバレ有)

リアタイしようとしましたが夜中の落ち着いた気分で見ると疲れるので見逃し配信で視聴。

 

諸所の感想を綴りたいと思います。

 

①コメディパートの演出が気持ち悪いしつまらないし不快

第1話の演出家と同じ人が演出担当だったからなのか、同じような特殊効果が散見されました。

その中の一つに生理的にどうしても受け付けないものがありました・・・。

武蔵の小人化です・・・。もう、気持ち悪いとしか思えない・・・。

もう無理だわー・・・・。トラウマレベルかも・・・。

 

あとやたら尺取っていたピンポンのオマージュ?的な卓球対決シーン。

やたらサーと言っていたのは某卓球選手のオマージュらしいのですが、ぜんっぜん面白くないんですけど・・・。ていうか小力のキレてないのネタもそうですが、ネタが微妙に古い気がして旬の一発芸に見られる勢いも面白みも感じない。

みんなサーサー煩いし、単発版とS1のキャットファイトと同じつもりなんでしょうけど、あれとは比べ物にならないくらいつまらない・・・。

前2作は現実味のある真剣さがどこか滑稽でそこが面白かったのに、こんな非現実的な演出されて、しかも武蔵だけが暴走して止めに入った人たちをラケットで小突くというパワハラ見せられて、笑えないどころか不快感が募ります。

 

唯一好きなのはディスパッチャーの人くらいかなぁ。なんか自然体で誰も傷つけない面白みがあって、そこだけクスッといつも笑える。ああいう演技が前作までには結構見られて、そこが好きだったんだけどなぁ。

 

②いい加減鬱陶しい銭ゲバ気質

今回も機内販売の売り上げを上げる話題が散々出てきてウンザリ。ピーチはLCCだからコーヒーすらも販売対象であることを改めて認識させられ、飲水という生理的欲求ですらCAに見張られていると思うとマジで乗りたくないわ、と思ってしまいました。

あと意識して見るとやたらピーチのロゴが画面に映りますね。もう、こういうところからもピーチの広告宣伝費用の回収という並々ならぬ意気込みがバンバン伝わってきてウンザリする。一度気になりだすと止まらないし、しかも金銭絡みの嫌な現実を意識させられてドラマを楽しむどころか不快感が募る。

こういう演出はかえってピーチのブランドイメージを下げる気がするんですけど・・・。現実社会ではノルマもあるでしょうけど、この演出だとCAは客の安全や快適さのサポートよりもいかに金を使わせることにしか興味が無いように感じてしまう。

それってブランドイメージめちゃめちゃ悪くないですか?ピーチに対しては特に特筆するイメージ持っていなかったですし、安いならいつか使ってみようかなくらいの印象でしたが、このドラマのせいで乗りたくないと思うようになってしまいましたよ・・・。

現役の社員の人達はこのドラマ見て悔しいだろうなぁ。自分の職業をこんな適当に描写されて侮辱されたら悔しいし悲しいですよ。

 

③春田マジでウザイ、嫌い

3話までの春田もウザかったですが、今回は言葉遣い荒いし新人のくせにディスパッチャーと悪ふざけするしで、人間として深みがないんですよね。いくら見た目が良くてもこんな人間嫌だわ、って思ってしまった。生理的に嫌い。なんでこんな男を好きになったのか、本当に武蔵とシノさんに具体的に語って欲しい。本当によく分からない。

この部分てドラマのキーポイントになると思うんですよ。これが曖昧だと、どんなにラブパートの演出されても何にも響かないんですよ・・・。むしろ気持ち悪いんですよ・・・。それは男同士だからとかではなくて、男女でも女同士でも性別や年齢とか関係なく、恋愛ドラマを謳うのであれば絶対蔑ろにしてはいけない。

今作でそのことに気付けました。

ところで、某掲示板で主演俳優が自身の有料会員向けサイトに、第4話はこれぞおっさんずラブの仕上がりになっていて面白いから見て、という趣旨の発言をされたということを知りましたが、これだけ煽っておいてこの出来では詐欺に近いですよ・・・。卓球対決シーンのことを指しているのか真意は分かりませんが、恐らくそうなのかな・・・。

確かに見せ場の一つではありますけど、自分は前作でもキャットファイトシーンが特にこのコンテンツの中核だとは思わなかったのでピンときませんが。。。

とにかく、今作の春田は魅力ゼロで全く好きになれないことが確定しました。

 

④成瀬とシノ

この二人のシーンは良かったなぁ。成瀬がかわいく見えたし、シノも良い先輩って感じでお似合いだなって思いました。こういう、関係性が構築されていく過程を、ハグとかではなくて言葉と表情で見せて欲しい。

もうこの二人をくっつけてください。

そっちの方が盛り上がると思う。

それにしても成瀬キャラ変しすぎじゃないですか・・・?多分、春田との一件で他人に心を許す様になった、ということだと思うけど、あの謎の土砂降り雨ハグだけでそうなる?もしそうなら中二病レベルのマインドだってことですね。あとおにぎりの買い出しのくだりは狙いすぎ。30近くにもなって誰かの為に買ったことないから全部同じ種類買ってきましたってそりゃねーだろ、って萌えるどころか白けた・・・。

シノは俳優さんが自然体の良い演技されるんで好きですが、扱い雑すぎる気がする。早く春田を好きな理由を語ってください・・・。

 

⑤例の次回のキスシーン

春田と成瀬のカップリングに全く萌えないので特に興味ない・・・。イケメン同士キスさせときゃいいだろって感じですかね?前作と違って春田が積極的にするのが新鮮なんでしょうけど、春田嫌いなので全然萌えない。シノと成瀬ならまだ興味ありますが・・・。

 

 

なんだかんだ視聴し続けているので最後まで見届けるとは思いますが、アマゾンプライムに追加されても見返すことはないだろうなーというくらい浅い視聴者です。

もう何言われても怒らないから、制作陣やピーチの人達にどうしてこんな作品にしたのか率直に聞きたいです。本当にこういうBLコメディが世間に受けていると思ってこういう作風にしたのか知りたい。そうだとすれば、今後視聴者も制作側に対するフィードバックの仕方を考えなければならないと思う。本来なら製作者側の企業が視聴者である消費者のニーズを汲み取るべきですが、マスコミは普通の業界とは異なり自分達の都合の良いものしか供給しないので、消費者が声を挙げるしかない。その手段がSNSであるべきですが、この界隈では批判コメントをしようものならS2擁護派に攻撃され発言の自由を弾圧されている状況なので、他の手段を考えなければならない。

 

たかがドラマと言ってしまえばそうですが、人の愛とか悲しみとか情を利用して商売しているのだから、供給責任をもっと問われるべきです。一般企業なら製品が不良であればリコールなり改良なりしますよね。今回はそれと同じ事案じゃないでしょうか・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【美術館】岡崎乾二郎 視覚のカイソウ@豊田市美術館

アクリル絵の具でダイナミックに立体感のある絵が印象的でした。

色の合わせ方も絶妙に綺麗でずっと眺めていたい気持ちにさせてくれます。

絵画だけでなくタイルや彫刻などの作品も色鮮やかなものが多く、豊田市美術館の開放的で明るい雰囲気によく合っていました。

 

特に印象的だったのはアクリル画の赤とこげ茶の色の組合せ。

もともと赤色は好きな色ですが組合せる色でこうも印象が変わるのかと新しい発見ができました。また色同士の重なり方でも印象が変わることも実感。

一見、無造作に見える絵でも計算され尽くしているんでしょうね~。

こんな絵が描けるようになりたいものです。