【映画】ジョーカー(ネタバレ有)
昨年超話題になっていたので観たいなーと思いつつ、内容が明らかに暗そうですし鬱映画っぽかったので避けていたのですが、勇気を出して視聴しました。
結果、やはり暗くて鬱映画でした笑
正直2回以上は観たくないですね・・・。
ですが、他の作品のジョーカーを改めて観たくなりました。
特にダークナイト。
以下、感想です。
①ストーリー展開
事前に知人からドンドン悪いことが起きて落ちていく映画、と聞いていたので、ありとあらゆる最悪の展開を予想しながら観ていたらその通りになって苦笑しました・・・。
悲しいですが、こういう人は世の中に実際にいると思うので、余計切ないですよね・・・。架空の街という設定なのに現実社会とリンクするって恐ろしい。
ある意味風刺的な映画だと思います。
ただ辛口批評をするのであれば、この作品は、ひたすら辛いことが起き最悪の結果になり救いがない、それだけなんですよね。それを淡々と描いている。
ジョーカー誕生の成り立ちがテーマなので、そうなってしまうのは仕方ないのですが、
なんかモヤモヤするというか。
もっとサイコパス的な、非人道的な一面があれば違った見方ができたかもしれませんが、彼はただただ可哀そうな弱者なんですよね。で、彼自身も良い人だからなのか、簡単に人を信じて真っ直ぐ行動してしまう。器用さや駆け引きもないから、そのまま穴にストーンと落ちてしまう愚直さ。そういうのを見せられ続けると、ただただ可哀そうという感情だけが募って発散できないからフラストレーションが溜まるだけで、後味が悪いなぁと・・・。
そういう作品なので仕方ないのですが、せめて映画には救いがある方が個人的には好みだなーと感じました。ですので好みの問題ですね。。。
②彼は何者か?
ジョーカーってサイコパスだと思っていたのですが、この作品だけで判断するとそれよりも境界性や自己愛性人格障害、愛着障害のように感じました。
彼が殺す相手って全て彼に危害を加えた人であって、それは彼的には正当防衛だと思うので、理不尽な殺しはしてないと思うんですよ。それってサイコパスの特徴ではない気がして・・・。
彼の性格分析をするためにも他の作品をみてみたいなーと思いました。。。
③総評
ひたすら不幸で不器用な善人の自伝的な作品でした。好きか嫌いかで言えば嫌いですね、はい。救いのある作品が好きなのよ、、、。